今回紹介するのは、イギリスの夏には欠かせない飲み物。
コーディアル(Cordial)
たくさんのコーディアルがスーパーには並んでいて、色んな味が楽しめます。
コーディアルって何?
Cordialは、濃縮されたジュースのことで、シロップのようにハーブやフルーツ、ジンジャーを砂糖等に入れて作られます。飲むときは水や炭酸水で希釈します😋
アメリカ英語「Squash」、スコットランド英語「Diluting juice」らしいです。
伝統的なコーディアルは、エルダーフラワー、レモン、ザクロ、リンゴ、イチゴ、チョークベリー(多くの場合、シナモンやクローブなどのスパイスが追加されています)、オレンジ、洋ナシ、またはラズベリーで味付けされます。
この中でもイギリスでは、Elder(Sambucus nigra)という植物の花の部分であるエルダーフラワー(Elderflower)を使うのが有名で、いつからと言うのは分からなかったですが19世紀にはすでに人気だったらしいです。
イギリスの家庭では庭でElderを育ててCordialを作っているって方もいたりするみたい😊素敵😍
レモンやクエン酸を加えてCordialにすることが多く、甘くて爽やかな味わい!
ちょっと暑く無くなってきちゃったけど、夏にぴったりの飲み物ですね😊
イギリスのスーパーに行くと売り場にずらーっと並ぶCordial。
Cordialは希釈して飲むので結構たくさん飲むことが出来るので節約にもなって一石二鳥、なんて😉

希釈が面倒な方や、初めてでどのくらいの濃さが普通なの?って方は、炭酸水ですでに希釈されたものも売っているので、これを初めに買うのもいいかも😉

想像した人もいるかなぁ〜、自分で作る濃縮ジュースと言えば、日本の梅ジュースとか梅酒と同じようなものですね。濃縮ジュースといえば、日本だと代表的なのがカルピスですよね。
どんなふうに作るの?
BBCのGood Foodというレシピサイトにコーディアルについて書いてますので参考にして書きます。
BBC Good Food Easiest ever cordial
一番簡単な方法と書いていたので、これを基準に好みな感じにアレンジするといいかも。
材料
フルーツ:450g(ラズベリー、ストロベリーなどなど。)
※エルダーフラワーを使用する場合は、20〜30gの花を洗って綺麗にして使うのが一般的のよう
砂糖:300g
レモン:2個
容器:熱湯消毒などで消毒しておく
作り方
① ゴールデンキャスターシュガーを水を入れた大きな鍋に入れます。煮込んだ後、レモンとお好みのフルーツの皮と搾ったジュースを加えます。
② フルーツがバラバラになるまで中火で調理します。
③ 出来上がった物を漉して清潔な耐熱性の水差しに入れ、滅菌したボトルに移します。
④冷蔵庫で1ヶ月まで保存できます。
飲み方
炭酸水100mlあたり約25mlのコーディアルが基本。
お好みによって濃くしたり薄めたりしてお召し上がりください。
ジンジャーやエルダーで作ったコーディアルを、砂糖代わりに少し紅茶に混ぜるって飲み方もいい感じ。炭酸水に混ぜるのは夏、紅茶に混ぜるのは冬って感じで一年中コーディアルを楽しむことができます。
いろんな分量のコーディアルがあるので、色々検索してみるのもいいかなと思います。
(レシピとか調べてもシロップと同じような作り方でしたが、一応シロップではないらしい。。。区別がわかりませんでした🙇🏻♀️)
有名なコーディアル一覧
Belvoir
イギリスのコーディアルと言えばこれかなってくらい有名なコーディアルです。
いろんなフレーバーがあるのですが、どれも美味しい!甘すぎないので、お土産で日本に買って行ったりしたこともあるのですが、子供達が飲んで美味しい〜と大好評でした。

日本でも「DEAN&DELUCA」でBelvoirが取扱われているみたいですし、輸入品を扱うお店では売っていたりすることも多いみたいです。ただ〜完全輸入品なので2000円くらいと高いですね。
イギリスで日本のカルピスが£15くらいするのと同じ感じかな笑
流石に、スパークリングは日本のお店では見たことがないのですが、楽天市場では手に入るようです。
Robinson‘s
王室御用達の印ももらっているコーディアルで、各家庭にある感じですね。
Belvoirより少し安いので、こちらを飲む人の方が多いのかも。少し甘めですね。

これの方が、イギリスの味って感じなのですが〜日本のネットでは探し出すことができませんでした。
ってことは、イギリスでのお土産にはこっちの方が珍しくていい感じってことかも!!
日本の方はこちら(2025/04/26更新)
イギリスの方はこちら(2025/04/26更新)
Bottle Green
ボトルがおしゃれで、ボトルが家にあるとおしゃれですよね。これは、コーディアルもあるけどスパークリングの方が有名かな。Belvoirと同じように甘さも控えめだったりするので、日本の人でも美味しいって思ってもらえると思います。

パーティーに持っていくと雰囲気も良いし、そのまま飲むことができるので、アルコールが飲めない人がいるパーティーに持って行ったりしています。でも、持って行くのはコーディアルではなく、スパークリングの方。コーディアルは、薄めないといけないのでホストに迷惑かけちゃうので、そんな時もスパークリングはいい感じ!そのまま飲めるもんね😉
でも、日本だったら、焼酎とか色々混ぜて飲むのが普通だから日本ならコーディアルの方でもいいかも。スパークリングに焼酎とか混ぜても美味しいけどね😋
日本では?
「DEAN&DELUCA」でBelvoirが取扱われているみたいですし、「Kaldi」や「生活の木」でElderflowerを使ったCordialを購入可能らしいので日本に帰っても楽しめそう🤔
まっイギリスの方が気軽に楽しめるし、色んな味わいのものがあるので、ぜひ見つけたら飲んでみて下さいね😋
イギリスのSquash
コーディアルと同じように希釈して飲む飲み物としてSquash(スカッシュ)があります。CodialとSquashもどちらも言うなら濃縮ジュースなので、言い分けるのはイギリスのこだわりですね。
日本語でスカッシュと言ったら、レモンスカッシュをイメージして、レモネード炭酸水って感じですが、イギリスではスカッシュはカルピスみたいな飲み物ですね。

現代のスカッシュ飲料の成分は通常、水、添加物の甘味料、少量のジュース(通常5〜10%)、大量の香料、防腐剤、時にはアントシアニンなどの着色料が入っていることが多いです。
日本でも、濃縮ジュースって言ってレストランで薄めて出てきたりするものが、スカッシュってことですね。現代のカボチャは通常、オレンジ、リンゴ、サマーフルーツ(ミックスベリー)、ブラックカラント、リンゴとブラックカラント、ピーチ、パイナップル、マンゴー、ライム、またはレモンなどのシンプルなフレーバーが多いみたいです。(出典:Wikipedia)
Robinson’s
スカッシュといえば、Robinson’sってくらい人気なんです。
パーティーや会社の給湯室の飲み物コーナーに置いてあったりするみたいで、結構一般的な飲み物です。ただ〜凄く甘いんでカルピスを酷使すぎた〜って言うくらいが普通の飲み方だったりします。
ちょっと薄めに入れるのがオススメ笑。
好みが分かれるかもしれないですが、ぜひ一度飲んでみて欲しいです。私のおすすめはやっぱりイギリスでって感じのブラックカラント&アップル。美味しいですよ😋
これも日本ではあまり馴染みがなく、楽天市場でしか見つけることができませんでした。
Ribena
最近見るスカッシュで、イギリスのカーターズ社で、今はサントリー傘下の企業が販売しているスカッシュです。これは、甘過ぎる〜って人にも対応。糖分を加えてないものと、糖分を加えた甘いものと両方売っているので、甘過ぎる〜って人には「No Added Sugar」って書いてあるものを買いましょう。
Ribena:https://www.ribena.co.uk

残念ながら、日本のサイトでは「No Added Sugar」は見つけることができませんでした。
ViMTO
イギリスのドリンクメーカーのViMTOの種カッシュ。1908年創業で、結構長い歴史のあるブランドです。私はまだ飲んだことないのですが、これも糖分を加えてないものと、糖分を加えた甘いものと両方売っているので、甘過ぎる〜って人には「No Added Sugar」って書いてあるものを買いましょう。
ViMTO:https://www.vimto.co.uk

残念ながら、日本のサイトでは「No Added Sugar」は見つけることができませんでした。
各スーパーのプライベートブランド
各スーパーには独自ブランドがあって、安価に買う事ができます。
写真のはTescoのものです。いろんなフレーバーが売っているので試してみるのもいいと思います。
もちろん?!有名なブランドのものよりも安いです。

さいごに。
夏の暑い時に、冷たい水で割ったり、炭酸水で割ったり、爽やかな味なのでいい気分になります。
冬の飲み方も、ぜひ〜やってみてください。
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