【観光blog】ノルウェー🇳🇴世界遺産の街ベルゲン観光、ブリッケン!

ノルウェー

今回行ったベルゲンはユネスコの世界遺産に選ばれた場所がある街なんです。

ってことで、世界遺産地区と関連施設を観光してきましたのでシェアします。

ホント素敵な文化が息づいている場所!オススメです。

世界遺産

ベルゲンは雪が多く降るノルウェーの中で、暖流の影響を受けた不凍港なんで、貿易で栄えた街で北欧最大の港町、かつてはノルウェーの首都だったんですって。14世紀にヨーロッパ北部の経済圏を支配したハンザ同盟に加盟して、ベルゲンの港沿いにあるブリッケン地区がハンザ同盟の4大拠点のひとつとなりました。

そして〜ブリッケンは〜以下の感じ木造の倉庫群が出来上がり、干しタラの輸出で栄えました。

カラフルな木造の倉庫群が象徴で、説明は難しいので阪急交通社のサイトを引用します。

港に面して隙間なく建ち並ぶ切妻屋根のカラフルな木造倉庫群は、ハンザ商人がノルウェーの豊富な木材を利用して建てた商館。間口が狭く奥行の深い造りで、港に近い建物から倉庫、事務所、住居と続きます。ハンザ商人は保存食として貴重だった北ノルウェー産「干しダラ」の輸出を独占することで繁栄しました。買い付けた干しダラを台車に載せて運びやすいよう、家と家の間の細い路地の床は板張り。また干しダラが雨に濡れないよう庇を張り出させ、2階や3階の倉庫へ滑車を使って運び上げていました。絵本に登場するようなかわいい外観からは想像できない、実に機能的な造りになっているのです。
出典:阪急交通社

ハンザ同盟も衰えていきましたが、今でも干しダラの商取引で賑わっていたハンザ都市時代のブリッゲンが目に浮かぶようです。

1979年に世界遺産の文化遺産に登録されています。

登録名 ブリッゲン
登録年 1979年
分類 文化遺産
国名 ノルウェー
場所 5003 ベルゲン, ノルウェー

街中散策

倉庫群は細い通路になっていて、中に入ることができます。ビジターセンターもあって、タラで栄えた時の倉庫群の全貌が展示されていました。

ほとんどの建物は4階建になっていて〜一階と二階に干したタラが置いてあって、3階から4階に住んでいたみたいですね。写真だと見辛いですが、ビジターセンターに実際の模型がありました。

何度も何度も火災にあって、焼け落ちては再建を繰り返したそうですが、今でも昔のままを残してくれています。中に入ると、どんな生活をしていたのかなぁ〜って実際のタラを運ぶ声がするような雰囲気!

そのまま残っているところもありますが、かつて干しタラを置いていた倉庫部分はお店になっていて、ノルウェー作家さん達がアート作品を並べて売っていたり、お土産屋さんになっていたりします。

トナカイの革を使ったバックや手袋を売るお店もありまして、他では見ないものですよね。すごく柔らかくて、値段もお手頃だったので良い感じでした。土曜日に行ってみて、日曜日に実際買いに行こうと思ったら日曜日はやってなくて残念。

ここも一緒に行ってみて!

Bryggens Museum

ブリッケン地区の再建の歴史を展示している博物館。

名前:Bryggens Museum – Bymuseet i Bergen
住所:Dreggsallmenningen 3, 5003 Bergen, ノルウェー
URL:https://bymuseet.no/museum/bryggens-museum/
行き方:バス停:Bryggenから北に徒歩1分

焼けた場所から出てきた基礎を残していたり、そこから出てきた遺産を展示しているので、生活で息づいてきた人たちがどう生きてきたのかがわかる展示でした。

世界遺産ブリッケンがどのようにできてきたか、何度も火災にあってどう再建されてきたかなどがわかって、この博物館に行ったことによって、より興味深くブリッケン地区を歩くことができました。

いろんな行ってきた体験を書いたサイトを見ると、時期によって展示が色々変わっているみたいですが、私が行った時にはこの地域で使われていたアルファベットやノルウェー語よりも前に使われていた言語についての展示があって面白かったです。古ノルド語って言って、ルーン文字っていうのが使われていたんですって。

昔から商業が栄えていただけに、写真のは誰が作ったかわかるように刺していた名前の札のようなもの。Made by 〇〇って感じで刺していたのかな〜紙もない時代なので、全部木の棒に掘って書いていたみたいですが、他にもレシートがあったり、手紙やポエムがあったり人が生きていた文化の興味深い展示でいっぱいでした。

Norway Fisheries Museum

ブリッケン地区から少しバスで行った場所にある博物館。

名前:Norway Fisheries Museum
住所:Sjøgaten 23, 5035 Bergen, ノルウェー
URL:http://fiskerimuseum.museumvest.no/
行き方:バス停:Sandvikstorgetからすぐ

ブリッケン地区が栄えた干しタラの製造過程やどう作っていったのかをブリッケン地区と同じ様式の建物で開設してくれていたり、ノルウェーの漁業の歴史を見ることができます。

日本がノルウェーの酒の輸出先としては大きいみたい。こんな展示も!

ノルウェーで日本語を見るなんて思わなかった〜

子供達向けですが、鮭の養殖の方法が学べるブースもあって、モニターを使ったクイズにスクリーンを使ったアクティビティで学んでいくブースもあって大人の私も楽しんじゃいました。

また、環境保護団体の抗議運動で、ベルゲンで行われていたアザラシ漁や鯨漁がどのように影響を受けて変わっていったかなど、すごく考えさせられる展示もありました。

外には、ノルウェーのもう一つの歴史、バイキング!

バイキング船って漫画やアニメでしかみたことなかったのが、博物館の海沿いに展示してあって、おぉ〜こんなのでイギリスとノルウェーを行き来していたのね!って、実際に見れたのは感動でした。

Aquaculture Visitor Centre

ここは、ノルウェー漁業の未来を映し出す興味深い博物館。子供向けというよりは大人向けです。

名前:Storeblå – Aquaculture Visitor Centre
住所:Sjøgaten 1g, 5035 Bergen, ノルウェー
URL:http://www.storebla.no/
行き方:バス停:Sandvikstorgetから南に徒歩3分

基本的に各ブースに立つと動画が流れて、鮭の養殖の方法や今の問題点や今後について解説してくれるものだったので、画像を撮ることができなかったのですが、興味深い話ばかりでした。

展示にあった鮭の養殖をするための囲いの模型、実際は結構大きなもので、このゲージによって寄生虫から魚を守っているんですって。

実際の海の状態がこんな感じ。真ん中にゲージのようなものが見えますよね。

この写真は、フィヨルドクルーズの時に撮ったのですが、この場所を通った際にガイドアナウンスでここの鮭・鱒が日本に輸出されていますって。

博物館で、鮭はここでちゃんとした健康管理の元で育てられているって解説があって、両方を聞くと日本で食べているノルウェー産を安心して食べることが出来るなと考えていました。

日本の鮭好きは、ぜひ〜行ってみて下さい。

クリスマスショップ(Julehuset)

このお店は一年中クリスマスグッズを売っているお店です。世界遺産でわざわざクリスマスショップ?って思うかもしれませんが、日本ともイギリスとも違うクリスマスの文化があるので、興味深いお店。

名前:Julehuset
住所:Holmedalsgården 1, 5003 Bergen, ノルウェー
URL:http://www.julehusetbergen.no/
行き方:バス停:Bryggenからすぐ(Bryggen地区の端っこにあるお店です)

一階はお土産屋さんになっていて2階と3階がクリスマスショップなんですが、お店の横に階段があるので、ぜひ、そこから上に上がって欲しいです。

写真でわかるかなぁ〜一応地面にまっすぐになるように撮影をしています。壁も階段も斜めなんです。尋常じゃなく斜めなんです。でも、このまま残して使っているって日本じゃ有り得ないんじゃないかなぁ〜すぐに、直しちゃったり立て直しちゃったりしますよね。

世界遺産ってこともあるんだと思うんですが、ずっと曲がっても使い続けている遺産を実感することができるところだなって思っています。他にも2階にお土産屋さんがあるところとかの階段が斜めになっていたり何故か湾曲していたり。。。昔から息づいている建物を実感できるのでぜひ上がってみて下さい。

中も可愛いクリスマスグッズでいっぱい。北欧のクリスマスのサンタや妖精の帽子はすごく長くて可愛い。日本ではみたことないデザインのものがたくさんあるので、お土産にも良いかな。

さいごに

長くなっちゃいましたが、すごくすごく興味深いブリッケン。オンランで見ることができるカラフルな建物の写真では、普通にカラフルで可愛い場所なのねぇ〜くらいにしか思ってなかったけど、文化遺産なだけに、息づいてきた歴史が感じられる場所なので、是非是非博物館で色々学んで、ブリッケン地区の中をぐるぐる回って、人々の生きてきた文化を感じてもらいたいなって思います。

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