暗号つながり〜
教会やお城を見学に行くと石碑とかでよく見るDとかMとか書いてある文字。
何書いてるの?ってなりません?(私だけかな?!)
どういうところにある暗号?
建物に書いてあることも多いけど〜大半はこっちかな。
イギリスの教会に行くと必ずあるのが、亡くなった方の記念碑。
これは、ブレナム宮殿のプライベートチャペルにある息子達がお父さんのために建てた記念碑。
一番下に、「MDCCXXXIII」と書かれています。
次は〜大聖堂等にある墓石。
これは、セントポール大聖堂の地下にあるイギリスで有名なウェリントン公爵の墓石。
ここの横に生まれた日と亡くなった日が書かれている横にMDCCLXIX, MDCCCLIIと書かれています。
これっていろんな建物にも書いてあったり、イギリスで観光していると至る所に書いてあるですよね。
どうやって読むの?
実は、この暗号は
『ローマ数字(Roman Numeral)』
なんです。基本的には年号に使われていることが多いみたいです。
一方で、いつも使っている1〜9の数字はアラビア数字ですね。
ローマ数字は歴史がすごく長ーい分、色んな表記の仕方があったみたいなのですが、イギリスではヴィクトリア朝時代(19世紀)に表記の仕方がだいたい確立して、同じ表記にするようになった見たいです。
(wikipediaより)
実は基本表記は1〜3999までしかないんですって。
(それ以上大きな数字は書き方の工夫で表すんですって。ここでは割愛します)
数字は7つのローマ字だけで表記されて、1を表す文字と5を表す文字の二つのグループに別れます。
📍グループ①
1=I(アイ)
10=X
100=C
1000=M
📍グループ②
5=V
50=L
500=D
※ゼロって表記はなくN(ラテン語のnullaの頭文字)で表す場合が多いみたいです。
各桁ごとに表記してルールはこんな感じ。
1は①
2、3は①の前に①*(数字-1)
4は②の前に①
6は②の後に①
7、8は②の後に①*(数字-5)
9は次の桁の①の前に今の桁の①
表にすると〜〜
となります。
実際はどうなっているの?
先ほどのブレナム宮殿の記念碑に書いてあった暗号を解読すると〜
M DCC XXX III ⇨ 1 7 3 3 年
となります。
これを少し覚えておいて、イギリスに友人などが訪れた時とか誰かをアテンドした際に、石碑を見て「これは~~~~年のことだよ~」って自慢してみてください。
おぉ〜ってなること間違いなし!
※参考にしたサイトです。
https://kw-note.com/notation/roman-numerals
さいごに。
考えてみたら私が持っているiPhoneXR のXは10の意味で使われてたり、チャールズ3世王は「Charles III」 って書かれますし、今でも普通に使われているんですよね。
案外、生活に馴染んでいたりするローマ数字。ヨーロッパ観光ではいろんなところで見ると思いますので、解読してみてください。
コメント