【豆知識047】🇬🇧石碑に書いてる暗号を解読しよう。年号の読み方

イギリス生活

暗号つながり〜

教会やお城を見学に行くと石碑とかでよく見るDとかMとか書いてある文字。

何書いてるの?ってなりません?(私だけかな?!)

どういうところにある暗号?

建物に書いてあることも多いけど〜大半はこっちかな。

イギリスの教会に行くと必ずあるのが、亡くなった方の記念碑。

これは、ブレナム宮殿のプライベートチャペルにある息子達がお父さんのために建てた記念碑。

一番下に、「MDCCXXXIII」と書かれています。

次は〜大聖堂等にある墓石。

これは、セントポール大聖堂の地下にあるイギリスで有名なウェリントン公爵の墓石。

ここの横に生まれた日と亡くなった日が書かれている横にMDCCLXIX, MDCCCLIIと書かれています。

これっていろんな建物にも書いてあったり、イギリスで観光していると至る所に書いてあるですよね。

どうやって読むの?

実は、この暗号は

ローマ数字(Roman Numeral)』

なんです。基本的には年号に使われていることが多いみたいです。

一方で、いつも使っている1〜9の数字はアラビア数字ですね。

 

ローマ数字は歴史がすごく長ーい分、色んな表記の仕方があったみたいなのですが、イギリスではヴィクトリア朝時代(19世紀)に表記の仕方がだいたい確立して、同じ表記にするようになった見たいです。

wikipediaより)

実は基本表記は1〜3999までしかないんですって。

(それ以上大きな数字は書き方の工夫で表すんですって。ここでは割愛します)

数字は7つのローマ字だけで表記されて、1を表す文字と5を表す文字の二つのグループに別れます。

📍グループ①
1=I(アイ)
10=X
100=C
1000=M

📍グループ②
5=V
50=L
500=D

※ゼロって表記はなくN(ラテン語のnullaの頭文字)で表す場合が多いみたいです。

各桁ごとに表記してルールはこんな感じ。

1は①
2、3は①の前に①*(数字-1)
4は②の前に①
6は②の後に①
7、8は②の後に①*(数字-5)
9は次の桁の①の前に今の桁の①

表にすると〜〜

となります。

実際はどうなっているの?

先ほどのブレナム宮殿の記念碑に書いてあった暗号を解読すると〜

M DCC XXX III ⇨ 1  7  3  3 年

となります。

これを少し覚えておいて、イギリスに友人などが訪れた時とか誰かをアテンドした際に、石碑を見て「これは~~~~年のことだよ~」って自慢してみてください。

おぉ〜ってなること間違いなし!

 

※参考にしたサイトです。

https://kw-note.com/notation/roman-numerals

さいごに。

考えてみたら私が持っているiPhoneXR のXは10の意味で使われてたり、チャールズ3世王は「Charles III」 って書かれますし、今でも普通に使われているんですよね。

案外、生活に馴染んでいたりするローマ数字。ヨーロッパ観光ではいろんなところで見ると思いますので、解読してみてください。

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