今年はアメリカ独立250周年ですね。
アメリカがどこから独立したのか〜と言うともちろんイギリスですよね。
ってことで、結構イギリスと繋がりがある人が多いんです。
そのうちの一人がアメリカ建国の父と言われているBenjamin Franklin。
イギリス赴任中の家(当時は賃貸)があって、今は博物館として公開されてるんです。
『Benjamin Franklin House』
250年前の家がそのまま残っているので行ってきました。
Benjamin Franklinとは?
一番有名なのは〜アメリカの$100札の顔って事ですよね。

ベンジャミン・フランクリン(Benjamin Franklin)は、18世紀のアメリカ合衆国の政治家、外交官、著述家、物理学者、気象学者。印刷業で成功を収めた後、政界に進出しアメリカ独立に多大な貢献をした。また、凧を用いた実験で、雷が電気であることを明らかにしたことでも知られている。現行の米100ドル紙幣に肖像が描かれている他、1963年まで米50セント硬貨にも肖像が用いられた。
勤勉性、探究心の強さ、合理主義、社会活動への参加という18世紀における近代的人間像を象徴する人物。己を含めて権力の集中を嫌った人間性は、個人崇拝を敬遠するアメリカの国民性を超え、アメリカ合衆国建国の父の一人として讃えられる。『フランクリン自伝』はアメリカのロング・ベストセラーの一つである。出典:Wikipedia
これみただけでもかなり多才な人ですよね。
ハウスに行くと、どんだけ多才な人なのか実感するのと、このハウスの貴重性が分かってきます。
どんなところ?
このハウスは、植民地の待遇改善を要求するためにイギリスに派遣された1757年から1775年まで住んでいた場所です。
歴史&概要は?
この建物は1730年頃に建築されたテラスハウスの一部で、フランクリンがいたときに使用していたとされている階段がオリジナルだったことや建築当時のオリジナルの特徴を色々と揃えていたので、重要文化財のグレート1に認定されています。
フランクリンがいなくなった後は、ホテルとして営業していたり、いくつかの非営利団体の拠点として利用されていたそうです。改築もされずにそのままの状態で使われていたため、かなりひどい状態でしたが、修復されて今のような状態になっているそうです。
どこにあるの?
トラファルガー広場からもすぐの中心地にあるのがこのハウス。

テラスドハウスの1箇所がハウスになっています。
名前:Benjamin Franklin House
住所:36 Craven St, London WC2N 5NF
URL:http://www.benjaminfranklinhouse.org/
行き方:🚊Charing Cross駅から徒歩1分
営業時間&入場料は?
2026年10月現在はこんな感じ。
⭐️セルフガイドツアー
水曜日、木曜日、土曜日、日曜日:11:00~17:00
※最終エントリーは16:30
⭐️ガイドツアー
金曜日のみ
11:00, 12:00, 13:00, 14:00, 15:00, 16:00
各料金はこんな感じです。
⭐️セルフガイドツアー
Adult(13歳以上):£10.00
Concession(学生、65歳以上、軍・政府関係者等):£8.00
Child(12歳以下):無料
⭐️ガイドツアー
Adult(13歳以上):£14.00
Concession(学生、65歳以上、軍・政府関係者等):£10.00
Child(12歳以下):無料
※National Art Passは半額、Historic House・Go-City(London pass)は無料
私は、Historic House(ガイドツアー)とイベント(セルフガイドツアー)で行きました。また、毎年9月に行われるOpen House Festivalというイベント中は無料で入る事ができます。
予約方法は?
私が行った時はガイドツアーしかなかったので予約必須でしたが、今はセルフガイドツアーでオーディオガイドを使ってのツアーを希望だったら予約は必要ないと思います。
ただ、結構ハウスが狭いので人数制限される可能性もあり、予約はしていくことをお勧めします。
予約サイトはこちら
ガイドツアーは数人で行われるので、結構予約いっぱいになってしまうこともあるので予約していくことをお勧めします。また、フランクリンが発明した楽器を体験したい場合は、セルフだけの時には見る事ができない可能性が高いので、ガイドツアーに参加がオススメ!
楽器の演奏もさせてくれたりします。
行った感想
まず目に入ったのはこれ。

アメリカ独立時に作られた国旗なんですって。
旗のデザインは、アメリカ独立戦争初期に制定された1777年制定の旗法に準拠しており、同法は単に青いカントンに赤と白の横縞が13本交互に配置され、白い星13本を指定しただけです。今はアメリカ独立革命の愛国的シンボルとして、そして米国の価値観全般の象徴として頻繁に使用されています。出典:Wikipedia
星条旗🇺🇸しか知らなかったから、まずは第一に勉強になった。
オーディオガイド
セルフガイドツアーでの必須!
Bloomberg Connectsのオーディオアプリを利用して、マップと音声・文字ガイドで進んでいきます。
事前にアプリをダウンロードしておくことをお勧めします。

アプリなので、帰宅後にゆっくり見返すこともできます。
階段・床
250年の重みを感じる階段と床。築100年以上の家が多いイギリスですが、大抵は内装が綺麗に改装されているため中に入ると新築みたいになっているところも多いのですが、ここは重要文化財になるくらい250年前のまま。家の中に床がまっすぐな場所がないんです。
博物館にする前の改装でも、その状態はそのままにドアなどがつけれています。
この写真でどれだけ斜めになっているかわかるかな?iPhoneの水平線をちゃんと合わせた状態で撮った写真なんです。右が下がってますよね。ドアもその曲がりに合わせて斜めになっていたり。

写真の右上の天井付近(部屋の中心に当たる)には、壁に切れ目があって左右の歪みをここで支えているのがわかります。
この写真も水平器を合わせているのですが、左側が落ちているのがわかるかな?

この階段は、運動のためにフランクリンが毎日降りたり登ったりしていた階段で、調べでは250年前の階段のオリジナルなんですって。
ボールを床に置いたら、すごい勢いで転がりますよ。怖くて逆に出来ない。。。
執務室(Franklin’s Palour)、遠近両用メガネの発明
フランクリンが一番過ごす時間が長かったという場所。この家の中で一番明るい場所かも。

ここで展示されているのが、発明品の一つ目。遠近両用メガネ(レプリカ)
Franklin Bi-Focalsと言われています。

250年前から遠近両用ってあったってことにビックリですよね。
発明した時計(Franklin Clock)
次の部屋で見つけたのが次の発明品。三輪時計です。
三つの歯車、2つのピニオン、秒針を備えた三輪時計で、展示されているのはオリジナル。
1757年にデザインをロンドンの時計職人James Fargusonと共有して設計したものだそうです。

雷と電気の関係性の発見
なんと、フランクリンは電気と雷の関係性を証明したことで有名なんですって。
凧の実験(たこのじっけん、Kite experiment)は、1752年6月にフランクリンが行った凧を用いて雷の性質を調べた科学実験のこと。先端に尖った導電線を取り付けた凧を雷雲近くまで揚げることで、大気中の静電気が集められて濡れた凧糸を伝わり、地表に流れることを確認した。この実験の目的は、当時まだ解明されていなかった雷と電気の関係性を調べるというものであり、他の実験結果と合わせることで、雷と電気が同じ現象であることを証明した。出典:Wikipedia

展示されているのは、もちろん実際の凧ではないですが、こんな感じの凧で実験したんだよ〜ということをガイドさんが教えてくれました。
発明したガラスの楽器
まだまだ発明品は続いて、有名なのがガラスの楽器(The Glass Armonica)
この楽器は、このハウスでは開発したそうです。実際のアルモニカにも触れる事ができます。

これは、レプリカでオリジナルはアメリカにあるフランクリン研究所が保存しているそうです。
演奏するときは、手で回して指を少し湿らせてチョークを塗ってガラスの端を触って音を出していたそうです。私たちガイドツアー参加者の体験では、自動で回転させて湿らせた柔らかい布で弾かせてくれました。
振動が手から伝わってきて、綺麗な音色が聞こえてきて不思議な優しい気分に。

アルモニカは、演奏者と聴衆の健康に悪影響を及ぼす可能性があるという噂から詐欺師が使った事があり、あまり演奏されることがなくなってしまったそうです。
聞くと素敵な音ですよ。Youtubeにあったものを一つ。
このハウスの怖い話
最後に。。。。このハウスの最大の謎が地下に。

1998年に構造の修復工事をしていたところ地下から1200個の動物の骨と人骨(少なくとも21人分)が発見されたんです。家から骨が!!!ってビックリですよね。
1748年からこのハウスに住んでいたスティーブンソン夫妻がフランクリンの支援を受けて1772年に解剖学学校を設立していたそう。骨達は、その解剖後の骨で当時の遺物なんだそうです。
ハウスの上部ではアメリカの独立について色々議論されて、地下では解剖学校が行われていたなんてギャップが凄すぎですよね。
それと、骨を埋めたってことは地盤を掘り返したりしたってことで、そのせいなのか。。。このフランクリンハウスだけ地盤沈下してしまっているんです。

写真で分かるかな?テラスハウスなので同じ建物が続いて建設されているはずなんですが、左右の建物と明らかに窓の位置が違いますよね。どちらよりも低くなっているのがわかるかと思います。
周辺が地盤沈下したなら、どっちも下がっていておかしくないのに。。。
関連施設
Hillsborough Castle
植民地の待遇改善を話すために来ていたのがこの場所。ここの階段から独立戦争に突き進むことになったようで、独立運動が動いた場所としてアメリカでは知られているらしい。
実は〜、今は王室の城になっていて、王族の人達が北アイルランドで公式行事を行う際はここにきてやっています。私が行ったときには、独立250周年で特別展が行われていました。
さいごに
実は、あまりベンジャミン・フランクリンのことは詳しくなく、昔の家を見学したくて行ったんですが、アメリカの建国の歴史も、フランクリンの発明も、骨の不思議もあり、すごく興味深い場所でした。
トラファルガー広場からもすぐの場所にあるので、アメリカ建国250周年の記念でもありますし、ぜひ訪れてみて欲しいですね。


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