イギリス王室が北アイルランドを訪問する際に必ずと言って良いほど訪れるのがこの城。
『Hillsborough Castle』
ガーデンが素敵で色んなお花が咲くので北アイルランドでは人気の観光地なんです。
どんなところ?
歴史&概要は?
実は、Hillsborough Castleは正式な城ではなく公邸という扱い、北アイルランド担当国務長官の公邸であり、イギリスの国王であるチャールズ3世の北アイルランドでの公邸です。それとともにイギリス王室が海外からの来賓を迎えるためのゲストハウスとしても使用されていて、北アイルランドでの王室関連行事も行われています。2022年にはエリザベス2世の崩御後にチャールズ3世が訪れている。その際に、ゲストブックに名前を書く際に日付を間違ったり、用意されていた万年筆のインクが漏れたりとニュースとなりました。
邸宅と城はHill家(ダウンシャー侯爵、Hillsborough卿)が住んでいて18世紀のジョージ王朝時代の建物で1922年に第7代ダウンシャー侯爵アーサー・ヒルから政府に譲渡されました。
100エーカーの広大な敷地にガーデンが作られていて、季節ごとに色んなお花で彩られることでも有名で人気の観光地となっています。
どこにあるの?
ベルファストの郊外でRoyal Hillsboroughにあります。ベルファスト観光の時に1Dayトリップで行くのもありかなって思う場所です。
Garden側の入口(Gardens entry)とCastle側の入口(Castle entry)がありまして、車の場合はHillsborough Roadから入って車を止めて入るってGarden側のエントランスから入るが良いと思います。Castle側はあまり駐車場が大きくないので。
交通機関での場合は、Main Streetから歩いてCastle側の入口から入ると簡単です。
名前:Hillsborough Castle and Gardens
住所:301-303 Hillsborough Rd, Hillsborough BT26 6TH
URL:https://www.hrp.org.uk/hillsborough-castle/
行き方:🚗Belfast中心から車で20分
🚎Grand Central Station駅からバス238番で1時間。
Hillsborough War Memorialで下車して徒歩3分
営業時間&入場料は?
2026年5月現在の営業時間はこんな感じ。
Cafe:9:00~17:00
Gardens:10:00~18:00
Castle:11:00~15:00(30分ごとのツアーのみ見学可能)
Stableyard Cafe:11:00~15:00(土日のみ営業)
基本的に毎日営業していますが、2026年6月は月曜日と火曜日が休館だったり、公務などの特別な行事がある場合は閉鎖されてしまったり時間が変わったりするので、訪問前いには必ずサイトを要チェック!
料金はこんな感じ。
⭐️Gardenのみ
Adult(18歳以上、64歳以下):£11.00
Senior(65以上):£8.50
Young(16,17歳):£5.50
Child(5歳以上、15歳以下):£5.50 ※保護者と同伴の必要あり
5歳未満は無料
※障害者手帳、ユニバーサルクレジット受給者や学生割引あり。
⭐️Garden&Castle
Adult(18歳以上、64歳以下):£21.50
Senior(65以上):£17.50
Young(16,17歳):£11.00
Child(5歳以上、15歳以下):£11.00 ※保護者と同伴の必要あり
5歳未満は無料
夏の期間は、大人1人につき、子供は3名までGarden無料、Castle入場は半額になるオファーがあったり、季節によっても値段が変わったりするのでサイトを要チェック!
Historic Royal Palaceというメンバーシップに入ると、無料で入ることができます。メンバーシップについてはこちらをどうぞ。
URL : https://www.hrp.org.uk/membership-2/
ちなみに、私はこのメンバーシップで入りました。エントランスの受付で入会しましたが、その場でカードも作ってくれて受付完了。(このメンバーシップでTower of London, Kensington Palaceなども入ることができます)
予約方法は?
Gardenのみの時には予約の必要はありません。オープン時間だけ確認して行ってください。
Castle内はツアーでのみ見学が可能ですので、夏やハーフタームなどのホリデー期間は予約していかないと入れない可能性があります。枠に余裕がある場合は、エントランスで予約することも可能です。
車で行く場合は、Garden側の入口から入るとCastleまで30分〜40分くらいはかかるので、余裕を持って行くことをオススメします。足腰が悪い人はバギーで送ってくれるサービスもあるので、エントランスで聞いてみてください。
行った感想
Gardens
とにかく一言。。。広い!!!!!!
私が行ったのは5月初めでお花が咲き始めていました。たくさん咲いていたのですが、一部だけご紹介。
お花の名前があまり詳しく無いので違うかもですが、ツツジかなっていう花が多く咲いていました。他にも至る所で真っ赤になってたり、真っ白になってる場所が!5月に行ったのあたりかも!

イギリスの春の訪れを知らせてくれるお花の一つ「Daffodil」(水仙)。
その中でもこれは北アイルランドのDaffodilですって。

イングランドでは終わってしまったBluebellもここでは花盛り!じょうろの形をした看板も可愛くて一緒に撮ってしまう。

Bluebellに彩られたMoss Walkと言われる道。妖精が出て来そうな雰囲気。

目の前には、大きな木についたお花。下はBluebellsに彩られた遊歩道。

hillという言葉が分かる丘の上にお城。そこへつながる道も池も素敵。この雰囲気が好き。

やっぱり邸宅といえば、キッチンガーデン。ここはキッチンガーデンも大きい!写真の4倍の大きさあります。何ができるのかなぁ〜って。お城での晩餐会とかはここでの野菜が使われたりするのかなぁ〜とか思ったり。

休憩用の東屋に緑のトンネル。小さいけど、東屋の近くの白いお花は桜なんです。もう流石に終わって葉桜に近づいていたけど、4月くらいに来たら桜の花見もできるかも。

たくさんの素敵なお花を見たのですが、実際に行ってみて欲しいのでこの辺で。
今後は、リンゴの花やチューリップなどを見る事ができるそうです。
Castle
城とは言っても邸宅なので、見た目はそれほど大きくは無い邸宅って感じですね。

私が行った時には10人くらいのツアーで見学しました。ツアーの開始はここから。
時間近くになると、係員の人が話しかけて来てチケットと持ち物検査がされますので、玄関前のベンチ等でツアー開始を待つって感じです。
残念ながら、邸宅内は撮影禁止。
18世紀の素敵な内装で、Hill家の肖像や王様たちの肖像画が飾られていたり、チャールズ3世やエリザベス女王の肖像画だけでなく、チャールズ3世が描いた絵画も飾られていたり調度品も華美ではなく落ち着いた素敵な雰囲気。
色々説明してもらいましたが、すごく印象に残ったことを。
ゲストブック
もちろん、あのゲストブックもありました。ゲストが来ると名前を書いて頂く現役で使われているゲストブックなので、私がみた時には数日前に訪問されたアン王女のサインがされているページが最新ページとして出されていました。残念ながら、王様のページは見ることができませんでした。
ちなみにゲストブックは、イギリスで、昔は普通に友人を家に招いた時などにも書いて頂く事が一般的だったみたいで、チャーチルの家を見学した時には名だたる首相の名前があったり、その家の交友関係を見ることができる家では大切な品の一つなんだそうです。多分、上流階級のみの習慣だと思いますけどね。
イギリスの歴代の王様全員の肖像画
撮影できないのが残念なのですが、なんとココには歴代の王様の肖像画が全部ある部屋があり、コースターくらいの大きさに王様が一人一人描かれていて飾られていたのですが、初めて見るエリザベス1世の雰囲気だったり、ヘンリー8世の雰囲気だったり、征服王ウィリアム1世の肖像画や肖像画があまり描かれていない時代の王様の肖像画も見ることができて貴重な体験でした。
アメリカ独立宣言
この邸宅は、アメリカ植民地時代に担当大臣だったWills Hill(Hillsborough卿)が住んでおり、植民地代表としてベンジャミン・フランクリンが訪れてアメリカについての会談を行った場所なんだそうです。この会談後の5年後に1776年のアメリカ独立宣言が行われた関係から、一部の歴史ファンからは、この城が「独立宣言前夜のドラマが起きた場所」、「アメリカ誕生の地」と紹介されることもあったりするそうです。
現在は、今年がアメリカ独立250年周年ということで、特別展として、そのつながりの貴重な品々も展示されています。
ベンジャミン・フランクリンの肖像や持ち物が展示されているのも貴重なのですが、何よりも〜アメリカ独立宣言をした後に各国に独立を通知した宣言書のコピーが残されていました。イギリスで宣言書を見ることになるとは!!

By Tek monde – Own work, CC BY-SA 4.0, Link
特別展なので、来年にはない可能性があるものですので、貴重な機会にぜひ!
シンボルなパイナップル
この城の晩餐会などでは必ずパイナップルが出たらしくて、門の上にはパイナップルが。
イギリスとパイナップルって何が関係あるのかな?って思ったら、日本でいうメロン的な感じで、貴重で富の象徴的な存在だったそうで、ヴィクトリア朝時代の貴族社会では邸宅のガーデンでパイナップルを育てるのがステータスになっていたそうです。

パイナップルのことを『King of Fruit』って言っていたんですってよ。門にあるパイナップルも、ここでは栽培してますよ、すごいでしょ!って家に来る人に伝えるために置いていたのかな?!って思いますね。
そんなパイナップルをここでは栽培していてパイナップルハウスって言うのがあったんですって。今は修復中なので看板しかありませんでしたが、また栽培開始できるために活動しているんですって。できるようになったらイギリス産のパイナップル、食べてみたいですね。
ニュース
上にも書いた事件の詳細はこんな感じ。エリザベス女王が崩御後に、Hillsborough Castleを訪れた際、ゲストブックに記載する際にペンのインクが漏れてしまったことに怒るチャールズ3世と宥めるカミラ女王が撮影されてしまい、二人の仲や王様の性格がニュースに出て話題になりましたね。
さいごに。
王室の城に行きたい、綺麗なガーデンを見たいっていうだけで訪れた場所でしたが、貴重な品々や歴史が動いた場所だったということもわかってビックリ。
フラッと訪れても、何かしら貴重な体験ができるのがイギリスの観光地ですね!
ぜひ、北アイルランドに行った際は行ってみてください。

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