【豆知識048】🇬🇧家事の宿敵、グッズを使って硬水問題に打ち勝とう。

イギリスってあまり山がないので、硬水の地域が多いんですよね。

硬水で髪がパサパサになったり〜飲み水が〜とか色々問題があるんですが、実は家事にも密接に関わってくるんですよねぇ〜

イギリスって硬水？軟水？日本との違いは？

イギリスの硬水については以下のページでも書いていますが、イギリスでもイングランドは大半の場所が硬水、その他の地域は大半が軟水です。イギリス全体の話として硬水問題が言われていますが、実は〜イングランドが大半の話だったりします。

詳しくは、こちらのページを見てください。

【豆知識019】🇬🇧イギリスで軟水を手にする方法。

ヨーロッパって硬水ってイメージが強いですよね。 イギリスはどうなんでしょう？？ そもそも硬水・軟水って何？ 水は、成分中のマグネシウムとカルシウムの量から硬水・軟水と分かれて記載されます。 英語では、 硬水：Hard Water 軟水：So...

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どんな家事に影響する？

水を使う家事ってどんなものがあるでしょう。

お風呂掃除。トイレ掃除。床拭き。料理。洗濯。お皿洗い。。。アイロンもスチームで水を使いますよね。

水を使うってことは〜これら全ての家事に硬水の影響ってあるんですよねぇ〜

硬水の中でも、一番は硬水の中に入っている成分の石灰成分（イギリスではlimescaleと言います)が悪いことをするみたいなんです。他にも硬水には川からの色んな成分が入りやすいので水の中には軟水より厄介な成分が入りやすいんですって。ここでは全部を含めてlimescaleを言いますね。

日本でも、お風呂場の掃除を怠っていたら、水垢がつきますよね。

それが悪い事してる成分達です。日本では、掃除を怠った印として水垢が出るイメージですが、イギリスでは一回水仕事をしただけですぐに水垢が残ってしまうほど、水道水の中にlimescaleが多く含まれているんです。

　

①アイロン作業にどんな影響が？

アイロン掛けする時、スチームを出すために水が必要ですよね。

これに、水道水入れてますか？私は、初め普通に水道水を入れてたんです。

でも〜実は御法度なんです！！

limescaleがアイロンの中で固まり、スチーム穴から白い粉が出て洋服に付いたり、穴を塞いでしまったりするんです。私は、困り果てlimescale除去剤を買って取ろうとしたら使い方悪くてアイロンを壊して買い換えになりました😭

そんな時に家で見つけたのが大家さんが残していってくれていたもの。

「アイロンウォーター(Iron Water / Ironing Water)」

存在は知ってたんですが、何するものか分からず使ってなかったんです。使ってれば〜😰

アイロンウォーターは軟水の水で、アイロンをスムーズにしたり、アイロンのスチーム穴等にlimescaleが付くのを防いでくれるものだそうです。使うようになって4年ですが、粉も付かず穴も塞がらずに済んでいます。

スーパーでも色々な香り付きで売っています😊£1くらいでお手頃！

難点は必ず香りが付いていること。物によってキツかったりするので選んでみてください。

ここで言えるのは、硬水の水道水は決してアイロンには使わない事！これがアイロンを壊した私の教訓です😅

②洗濯機にどんな影響が？

日本では洗濯機は１時間もかからないけど、イギリスではモードによっては2〜３時間以上かかる😱それも硬水のせいなんですって〜汚れを落とすのにも濯ぎにも時間かかるらしい😩

服にもLimescaleが付いちゃうし、配管も詰まらせたりしてしまうこともあります。

実はぁ〜以前、洗濯機が突然壊れたことがあって、原因が排水管の詰まりだったんです。外してみたらLimescaleが大量に出てきて。。。詰まってしまって排水がうまくできずに壊れたってことですね。

そんな洗濯の硬水対策が写真の洗濯機用limescale防止剤❗️

「Limescale Prevention」or「Preventer」

私がお勧めしたいのはジェル状の物でタブレットや粉のも使ったんですが粉が残って服に付いて固まってしまった経験があり、使うのやめちゃいました。

これを使うと泡立ちが良くなって気持ち汚れ落ちが良いような気がしてます😊

これは洗濯機にも良くてlimescaleが溜まって排水管が詰まったり洗濯機が壊れるって事も防いでくれるので毎回の洗濯に使ってます。

Calgonが有名で使ってる人も多いかと思いますが、Morrison’s, TESCO, Waitrose, M&Sや日用品店のwilkoなどでもプライベートブランドの物が少し安く売ってるので色々買ってみてます。

あと数ヶ月に一度は、洗濯機洗剤かクエン酸で洗濯機を洗ってLimescaleを取ってあげることも大切。

③食洗機への影響は？

イギリスで借りる物件は、高確率で食洗機がついてますよね😄

キッチンに備え付けのビルドインタイプだから結構大きな物も入るし便利！

初め使ってなくて日々の食器洗いで凄い手荒れが凄かったのですが、夜だけでも食器洗い機に任せたら手荒れが改善。主婦の味方ですね。

そんな食器洗い機の硬水対策は〜塩！

「Dishwasher salt」

この塩が硬水の成分と結び付いて水を軟水に近くして洗浄しやすくする効果があるらしいです。塩自体には食器にlimescaleが付くのを防ぐ直接の効果はないらしいのですが、洗浄する水が軟水になるためlimescaleが付き辛い状況を作る効果も。

入れないで動かした時と入れて動かした時では洗浄能力も違ってくる印象。

調べると、食洗機用のタブレットに塩の成分が入っている場合もあるらしいですが、本来は専用の塩タンクに塩がないと効果が薄いみたいです。

あっ、塩で良いなら〜安い食用塩(TableSalt)でも良い？って思ってしまいますよね？！

結論から言うとNGです。食洗機用塩は食塩とは成分が異なり粒も大きく作られていてゆっくり溶けるようになっている一方、食用塩だと逆に含まれた成分で食前機や食器を腐食してしまったり、粒が細かく逆に排水管を詰まらせたりするので絶対に入れないようにして下さいね。

塩タンクのある食洗機は必ず食洗機用塩入れて使いましょう！

④トイレ掃除での影響は？

トイレも水道水を使用する場所ですよね。

トイレだと水が出る部分にLimescaleが溜まってしまって流れが悪くなってしまい、トイレを流した時に押し出す力が落ちてしまいます。そのために、常に水が出る場所を綺麗にしておく必要があります。

また、日本でよく言うトイレ掃除サボった線。

日本ではこれがついても、すぐにきれいにすれば落ちますが、Limescale線が付いてしまったら固まってしまっていて落ちにくい。そこに汚れがまた溜まってしまいます。

そこで必要なのは〜トイレ掃除用洗剤。

洗剤も色々ありますが、Limescaleに特化して考えると、トイレ用洗剤に「Remove limescale」とか「Anti-Limescale」とか書いてあるものを選ぶと良いと思います。

ブリーチ作用のあるモノとか色々あるので、もっと強力な洗浄剤はありますが、Limescaleに特化したモノとして紹介しています。

これを週に一度、水が出るところにかけて少し置いてからブラシで擦って流しています。我が家も引っ越してきて当初は、穴を見ると黄色くLimescaleがついていて穴が小さくなっていて流れが悪くて全然流れない。。。ってこともあったのですが、今ではかなり改善されて流れが良くなりました。

⑤お風呂での影響は？

お風呂場は蛇口、シャワーヘッド、我が家はガラス扉にLimescaleがこびり付きやすく掃除で取る日々です。ホント、毎日やらないとだんだん固まったLimescaleが取りづらくなるんですよね。

毎日のお風呂場ですが暖かいと乾くのも早いので、我が家の場合、旦那が入ってガラス扉に水滴がついて、次に私が入る時にはすでにLimescaleが扉にあって丸く残っているくらいすぐにつきます。

そして、気づくと壁がなんとなく黄色い。。。

壁は掃除の時になんとかなるとしても、ガラス面はLimescaleがいっぱいだと掃除してない感がすごくて汚い印象になるので、すぐにでも取りたい。

そこで、Youtubeで知ったのがこのヘラみたいなもの。

「Squeegee」

毎日、お風呂上がりにガラスに付いた水滴をこれで取って出ています。それまで、ガラス面をきれいにしても1日で真っ白になっていたのが、一週間経っても大丈夫！お風呂掃除も強く擦らなくて済むようになってかなり楽ちんになりました。

ステンレスとか色々ありますが、私は安いのでも大丈夫だと思ってます。１００均とかでも大丈夫です。ただ、ラバーの部分がすぐにカビてしまうので拭き取りしたり、気をつけて下さい。

　

これだけでは徐々に溜まっていくんですよね〜

ってことで週に一度は、スプレーでLimescale対策もしています。

これも、Remove Limescaleと書いてあるものを使用して水垢対策を行なっています。

色々使ってみていますが、すっきり落ちるな〜って思っているのは「VIAKAL」ですね。

すごくいいのですが、スプレーの色が琺瑯のシンクに移ってしまうので、

スプレーして放置しすぎは注意です😰

Limescaleを放置しすぎて固まっちゃっている場合にスプレーする時には、透明な液体のスプレーを選ぶといいと思います。

クエン酸を使った対策

以前、クエン酸の回でもLimescale対策できることを書いています。

詳しくは、この投稿を見て下さい。

【豆知識024】🇬🇧大変な水垢を撃退！クエン酸ってイギリスにもある？！

毎日、水仕事してて硬水の現実に直面する白いやつ。 Limescale！水垢のことです。 日本だと掃除サボると水垢でちゃうイメージですが、 イギリスだと一日水が付いていただけでもそこが白くなります。 そこで使えるクエン酸について語ります。 　...

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だいぶ放置しているところとか、お風呂の端っことかに固まってしまってスプレーするだけでは時間をかけないと取れないって場所があったりしますよね。そんな時は、クエン酸を少しの水で混ぜてペーストを作って、溶かしたい箇所に塗ってからラップをして一日放置すると、スルっと取れます。

かなり塊が大きい場合は、何回か繰り返すことでスッキリ取れます。

ステンレスのシンクなどは特にですが、Limescaleが固まったところをガリガリと擦ると傷をつけてしまうので、クエン酸か紹介したスプレー等を使ってとって対策していきましょう。

さいごに。

Limescale嫌ですよねぇ〜硬水地域に住む宿命と言ってもいい感じですよね。

色んな洗剤を使ったり、対策して乗り切りましょう。