色々準備して楽しい思いをたくさんしようと思ってする旅行!
ヨーロッパ・イギリス旅行での最大の敵は〜なんと言っても
『遅延・キャンセル』
しかも〜〜それが多いんですよね。
日本に住んでいると世界一の定刻運行を誇るJAL/ANAなどの日本の航空会社を乗る事がほとんどなので、たまに台風・大雪とかの天候が悪いと遅延する事があるよねぇ〜ってイメージですよね。
ヨーロッパだと、普通に航空会社起因で遅延が割と普通にあるんです。
ってことで、事前に心算をして旅行に臨みましょう!
今まで遭った遅延・キャンセル
日本でも北海道に住んでいたので、冬の大雪での遅延は日常茶飯事だし、台風での遅延もありますよね。でも、これって人には何も出来ない。。。
でも、そうではない遅延・・・
①機材不良での遅延
⇨これは日本でもあるかな。これは、不良の機材に乗りたくないので発見して変更してくれてありがとうって思うようにしてる遅延です。
②乗務員遅刻による遅延
⇨乗務員用のホテルからのタクシーが渋滞にハマって時間までに来れなかった。
普通に渋滞で来れなくて〜って飛行機乗ってから理由を聞いてビックリ。そんなことある??
③ストライキによる遅延
ストライキ発生で乗務員が確保できないので減便になりキャンセル。
これは大体、数日前にわかるので対応がしやすいかな。
なかなか、頻繁にあるのがビックリですよね。でも、こんなキャンセル・遅延があるんだ〜って想像すると、備えることも出来るかな。
ヨーロッパの遅延の法律を知ろう!
UK(EU)261/2004の詳細。
2004年にEUの法律として制定されたEU令で、2020年にブレグジットした後のイギリスでも同様の法律を施行しています。イギリスではUK261で、EU/EEA圏内ではEU261という名前で知られています。
航空旅客権利規則2004[1][2](規則(EC)No 261/2004)は、搭乗拒否、フライトのキャンセル、またはフライトの長期遅延の場合の乗客への補償と支援に関する共通の規則を確立するEU法の規制です。少なくとも3時間以上の遅延、キャンセル、またはオーバーブッキングによる搭乗拒否の場合、飛行距離に応じて250ユーロから600ユーロの補償が必要です。3時間未満の遅延は、遅延が非臨時と分類されたとしても、いかなる種類の補償も受給資格がないことを意味します。航空会社は、必要に応じて軽食と宿泊施設を提供する必要があります。欧州連合司法裁判所は乗客の権利を厳密に解釈したため、航空会社が契約違反の義務を回避する例外は事実上ありません。出典:Wikipedia(自動翻訳)
UK261
・https://www.gov.uk/government/publications/air-passenger-travel-guide/air-passenger-travel-guide
・ https://www.legislation.gov.uk/eur/2004/261/contents
EU261
・https://europa.eu/youreurope/citizens/travel/passenger-rights/air/index_en.htm
・https://eur-lex.europa.eu/eli/reg/2004/261/oj/eng
条件
📍英国/EU発の便であること (航空会社の国籍は問わない)
📍英国に到着するEU/EEA発の便 (英国/EU圏の航空会社が運航)
📍遅延が3時間以上かつ航空会社に責任がある場合(悪天候など不可抗力は除く)
運行会社により以下のような条件がある場合もある。(例:British Airways)
1500km以下:2時間遅延
1500km~3500km:3時間遅延
3500km:4時間遅延
📍キャンセルや搭乗拒否なども対象(条件あり)
📍金銭的保証または代替え手段・慰謝料を提供すること。
上限は以下の通り
1500km以下:EUR 250 / GBP 220
1500km~3500km:EUR 400 / GBP 350
3500km:EUR 600 / GBP 520
保証内容
乗客は以下のようなことが保証される権利があります。
📍飲食の提供
長時間の待機中(2時間以上)などで義務あり
📍通信手段の提供
電話やメール連絡手段など
📍宿泊の手配(必要な場合)
宿泊が必要な場合(例:翌日便になるなど)
📍振替便または払い戻しの提案
フライトキャンセルの場合、航空券の払い戻しor振替が義務
ここは注意しよう。
航空会社起因ではない遅延・キャンセルは保証対象外です。
📍戦争、紛争、政治的な不安
※紛争による到着不能時は食事やチケット払い戻し等は保証あり
📍テロ行為またはその脅威
📍大雨、噴火などの深刻な天候条件
📍航空交通管制の制限
📍空港閉鎖・滑走路の使用不能
📍機体の「隠れた製造上の欠陥」など、メーカー起因の技術的問題
到着後の予定に対する金銭的な保証はされません。
📍乗るはずだった交通機関の予約。
📍泊まるはずだったホテルの予約。
📍参加予定だったツアーや観光チケットの予約。
📍遅延により乗れなかった乗換便については保証有無が違う。
遅延により乗換の飛行機に乗れない場合に以下の場合は保証がない場合が多い。
・乗っている便がローコストキャリア(LCC)
・乗継の便が同じ航空会社またはアライアンスでの運行ではない。
保証が特別に受けれるケース・注意が必要なケース
こんなケースは確認が必要で、もしかしたら保証が受けれるかもしれないケースがあります。
📍ツアー会社経由で飛行機の便のみ予約していた場合
ツアー会社経由でも、UK(EU)261の保証は本人が航空会社に直接する必要がある。また、ホテル等の保証が受けれない場合がある。
📍ツアーパッケージでの一部だった場合
パッケージ旅行(航空+ホテル+送迎等)の場合、旅行会社が販売したサービス全体が契約対象になるため、ツアー会社の保証による対応になる。
※EU内の場合は別の法律『パッケージ旅行指令(Package Travel Directive)」で定めがある。
📍旅行保険に加入していた場合
各航空会社では、天候での遅延なども保証してくれる保険を用意していたり、民間の旅行保険では、遅延による乗り継ぎ損失や到着地でのホテルキャンセル料金の補償がオプションとして付帯していることがある。
保証に必要なもの
保証を受けるには、以下の情報が必要になりますので、出来るだけ情報を残しておきましょう。
補償を請求する際は、証拠をしっかり保管しましょう。
📍遅延証明
遅延したことを示す書類をカウンターでもらいましょう。
📍搭乗券
チェックインした後の場合、搭乗券を保存しておきましょう。
・メールの場合は、メールを保存。
・アプリのQRコードの場合はスクショを残す。
・Apple Walletなどの場合は、消さずに画像保存かスクショで残す。
📍予約番号
便を予約した際の予約番号や予約時のコンフォメーションメール。
📍遅延で生じた必要経費(ホテル、食事、交通費など)の領収書
遅延した時間、運行距離によって保証内容は変わりますので、どこまで保証されるかは、会社次第なところはありますが、細かく提出できるように残しておきましょう。
※航空会社によっては、翌日遅延により必要になった着替え・衛生用品の保証もしてくれる場合があり
主な航空会社の申請情報&フォームのサイト
主要な航空会社のクレームフォームのリンクを書いておきます。
基本的には[航空会社名] [EU261]or[UK261]と検索すると出てきますので、探してみて下さい。私が使ったことがある航空会社のリンクを載せています。参考に!
⚠️検索をすると、代行業者のサイトが大量に出てきます。
原則、予約者本人が”航空会社”に申請することが必要です。代行業者は、高額な手数料が取られるので、URLをしっかり確認して航空会社に直接申請しましょう。
飛行機に乗る前に備えて行こう。
保険の確認
ちゃんと、どんな保証が受けれるかを確認しておきましょう。
また、旅行会社で手配してもらった場合、自分で直接予約した場合で異なる可能性が高いので問い合わせ先などは、メモしておくことをオススメします。出発直前キャンセルの時はかなり慌てるので、すぐに連絡できるようにしておくことが安心に繋がります。
各キャンセルポリシーの確認
遅延の保証はもちろんですが、これは到着した後の予定までは保証してくれません。ホテルやアクティビティの予約キャンセル等がいつまで行えるのかとかのキャンセルポリシーを確認しておきましょう。
また、連絡先はメモしておきましょう。これも、遅延・キャンセルでその場にいけなくなった場合に、すぐに予約変更やキャンセルの相談ができるようにしておきましょう。
遅延に備える旅行の必需品
水着
乾きやすいので、緊急用の下着として一つ入れておくと良いでしょう。
女性は上下セパレートのタイプの物がいいかな。上だけとか下だけで使えるので。
洗剤(洋服用)
キャンセルになって、明日着るものがないって時にホテルで洗える。
シートタイプを持っていくと液漏れの心配もないし、場所も取らないので便利!
乾燥はホテルが乾燥しているのとドライヤーでもOK。
長期旅行だと、途中で洗濯して持ち物を減らすことも可能。
私が使っているのはこんなやつです。四つ折りにしてジップの袋に入れて持ってます。ちょっとした汚れの時にもちぎって使えるので便利ですよ!

日本の方はこちら(2025/08/15更新)
イギリスの方はこちら(2025/08/15更新)
予備の薬&コンタクトレンズ
私は裸眼なので持っていないのですが、毎日変更するタイプのコンタクトレンズの人は一つ多めに持っておくのがいいですね。毎日薬を飲んでいる方も、予備は大切ですね。
トラッキングデバイス
Air Tagなどの荷物の場所を追跡できるものを預け入れ荷物に入れるのは大切!遅延やキャンセルで自分の手元に荷物が戻る時は良いのですが、そのまま次の飛行機に積まれる場合に間違った行先の飛行機に積まれてしまったり、積まれなかったり。。。結構、ロストバゲージを聞きます。
『遅延が起きている=空港が混乱している』ってことですからね。
日本は30年間、空港会社&航空会社起因でのロストバゲージは無いんですって、なので、荷物はちゃんと送り届けられるものって意識の人が多いと思います。
でも〜〜ヨーロッパでは無くなるかもしれないを前提に対策する事が必要なんです。ヨーロッパ・イギリス旅行ではロストバゲージが日常茶飯事なので、対策はしていきましょう!
私は、スマホ・タブレットとApple製品を色々使っているためにAir Tagを利用しています。

日本の方はこちら(2025/08/15更新)
イギリスの方はこちら(2025/08/15更新)
最近は、カード式や色んな形のが出ているので自分に合ったものを利用するのがよいかなと思います。
さいごに。
旅行の計画の時には、あまり考えたくないことかもですが〜
ヨーロッパ旅行では、遅延・キャンセルは付き物って感じで在住者で一度も遅延に遭遇したことないよ〜っていう人は、かなり幸運な人ってくらい体験談があるかと思います。
備えて、遅延したら〜こう楽しもう!とかって楽しみの計画を一つ付け足しておくのも良いかもしれません。私は、遅延でホテル取らないといけない時に保証金が出るってわかっているので〜保証内ではありますが、いつも泊まらない少し良いホテルに泊まっちゃったりしてます🤭
事前に準備することで、余裕を持って次の楽しいに繋げましょう!
旅行の持ち物リストも公開中!
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