フロイトの名前は学校で習ったけど〜イギリス人って印象がなかった。
National Art Passという色んな博物館に行けるメンバーシップの冊子でフロイトの名前を見て別人かと思ったら、習った人だ〜って分かって行ってみました。
『Freud Museum London』
行ってみたら、日本とも深い繋がりがあったりするのが分かってびっくり!
どんなところ?
フロイトとは?
ジークムント・フロイト(Sigmund Freud)(1856–1939)

フロイトは、オーストリア人の精神科医で精神分析を創始した人物です。
フロイトが特に注目したのは、人間の心の中にある「無意識」でした。私たちは自分のことを自分で分かっていると思いがちですが、フロイトは、意識していない欲望や過去の経験、心の葛藤などが、夢や言い間違い、日々の行動に影響していると考えました。
つまりフロイトは、**「人間の心には、自分でも気づいていない部分がある」**と考え、その見えない心の世界を探ろうとした人物です。
日本とのつながりもあるんです。1932年、日本の精神科医・古澤平作はウィーンを訪れ、フロイト本人に会い、富士山の絵を贈りました。そして、フロイトの「エディプス・コンプレックス」に対して、日本の仏教説話「阿闍世」をもとにした「阿闍世コンプレックス」という独自の考えを提案しました。
フロイトの思想はその後、日本にも広がり、1930年代には著作の日本語訳も出版されています。現在も日本には精神分析を研究・実践する「日本精神分析協会」があります。
歴史&概要は?
第二次世界大戦の時に、ウィーンに住んでいたフロイト。
ナチス・ドイツがオーストリアを併合すると、ユダヤ人だったフロイトとその家族は、急速に危険な状況に置かれました。それで、家族と共に1938年にイギリスに亡命したんです。
博物館になっている20 Maresfieldの家を賃貸して住み始めました。

その際にウィーンの家を再現したくて、家財やコレクションの多くをロンドンへ持って来ていて、博物館の中に、ウィーン時代の家の写真もあったのですが本当にそっくり。
ウィーンをそのままロンドンで再現していたのがわかるものでした。
フロイトは、この地で心理分析・精神分析を続けて、亡くなったのもここなんですって。
1939年9月23日のことだったので、なんと1年くらいしかロンドンにはいなかったんですね。
その後は、娘が精神分析を受け継いで住み続けて、1982年に亡くなり、その後フロイト博物館として開館することになりました。
どこにあるの?
Finchleyという日本人も多く住む地域にひっそりとあります。
普通の住宅街にすごい人が住んでいたんだなぁ〜って思わせる雰囲気の普通の街です。
名前:Freud Museum London
住所:20 Maresfield Gardens, London NW3 5SX
URL:http://www.freud.org.uk/
行き方:🚊 Finchley Road駅から徒歩7分
営業時間&入場料は?
2026年8月現在はこんな感じ。
水曜日〜月曜日: 10:30〜17:00
火曜日:休館
※2026年8月のバンクホリデーは休館予定
結婚式などのプライベートのパーティでの貸し出しもしているようなので、急な休館もあるそうです。行く前にサイトをチェックしましょう。
料金はこんな感じ。
Adult(16歳以上、64歳以下):£14.90
Senior(64以上):£12.90
Child(12歳以上、16歳以下):£9.00
12歳未満は無料
※National Art Pass,失業者、身体障害者などの割引あり
予約方法は?
基本的には、予約の必要はないようです。
結構狭いので、グループでの訪問などは予約した方が良いかと思います。
URL : https://shop.freud.org.uk/products/general-admission
私は予約せずに行きました。
行った感想
家に到着すると、お庭に誘導されます。お庭側から入って下さい。
オーディオガイド
入場料を支払う受付に貼ってあるのがオーディオガイド!

このQRコードを読み込むかサイトに行くと、オーディオガイド専用サイトに入ります。
なんと無料で、しかも〜〜日本語があるんです!!!!!
ぜひ、アクセスすることをお勧めします。
訪問後でもアクセス可能なので、家で復習するのもありかもしれないですね。
富士山の絵
上にも書いた富士山の絵。

これは、ウィーンにいた時代に日本人の精神科医の古澤平作博士から贈られたもので、ウィーンから持ってきて、一家が集まるダイニングルームに飾ってくれているって嬉しいですよね。
私がちょっと写ってしまっているのは申し訳ない。。。笑
フロイトの書斎
書斎はウィーンにいた時代の家具をそのまま持ってきていたので、長年使っていたものです。

不思議な形の椅子に、机には色んなコレクション。
フロイトがいた時代の机の上をそのまま再現してるんですって。

展示してあった当時の写真。物の配置まで同じにしてある感じですよね。

精神分析を行う際に使っていたカウチと椅子。これをTalking Cureと言います。
患者さんをカウチに座ってもらって、頭の後ろから話を聞いていたんですって。
顔を見ずに色々話を聞いていたそうです。
カウチの横の壁にあるラグがすり減っているところがずっと使っていた感がありますよね。
反対側にリビング部分もあるんです。

フロイトはずっとこの部屋で過ごしていたんですって。
色んな椅子があって毎日変えていたのかしら?なんて思ったり。
亡くなったのも、書斎部分だそう。
階段部分
階段を登ると中二階になっている踊り場があり、フロイトの奥さんはここにずっといて編み物とかをしていたんですって。

広い家じゃないと難しい間取りだけど、太陽の光がすごく入っていい場所でした。
フロイトの娘の診察室
末娘のアンナも精神分析をやっていて、二階部分に診察室兼書斎が再現されています。
アンナも父と同じように、ソファに座ってもらって頭の上から話を聞くスタイルだったことがわかりますね。アンナは子供に特化した精神分析をしていたみたいです。

この部屋には、アンナの生涯について色々と展示しています。写真はないですが、フロイト家の家族写真が展示されていて、家族仲良かったんだなぁ〜って思わされます。
プライベートな映像
なんと、プライベートなお庭での映像が残されているんです。その映像を見ることができます。

フロイト夫婦とお孫さんが戯れているところをスクショしてみました。
近くのポスト
訪問の最後に、受付でもらったシールを持って面白いものを見逃さないでほしい!

フロイト博物館のすぐ近くにあった無数のシールが付いたポストなんです。
近づいてよく見ると、全部フロイト博物館のチケットなんです。
良いことか〜悪いことか〜と言えばダメかもだけど〜
私も一つ貼ってきました笑

さいごに。
フロイトって学校でも習ったりするし、名前は知っている人ではあるのですが、ドイツ人だしイギリスに住んでいたとは知りませんでした。
それほど古い人ではないので、フロイト自身が使っていたものがそのまま復元でもなく残っているので偉人の生活を見れるって不思議な世界でした。
しかも〜〜日本の方からの贈り物を大切に飾ってくれているなんて嬉しすぎる。
偉人を身近に感じることができるのもイギリスならではかな。ぜひ、行ってみて!

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