私が住んでいるロンドンは子午線があるグリニッジが有名ですよね。
旦那と話してて言われたのが〜

「あの子午線って複数あるんだよ。しかも、スマホの経度とズレてるんだよ。」
えっ?グリニッジ天文台に昔行ったのは20年近く前。。。
初めてロンドンに旅行した時。。。全然覚えてなかった。
そう言われると確かめたくなるんですよねぇ〜
ってことで行ってきました。
『Royal Observatory Greenwich』
緯度&経度とは
緯度&経度って学校でやりましたよねぇ〜
地球儀で縦の線が緯度、横の線が経度ですね。

この経度によって、日本とイギリスの時差などが決められていて〜
ロンドンが0度で、日本が139度(写真は東京だけど、日本の基準は兵庫県明石市)

今の時差は8時間(サマータイム)、冬は9時間なんですね。
時差については、「電卓オンライン」さんの『時差の計算方法(電卓オンライン)』がすごく分かりやすく説明されていたので詳しく知りたい方はこちらを参考に。
この時差で重要なのが0度地点ですよね。それが、子午線。
ロンドンのグリニッチにある天文台が世界の基準値になっているので、世界中の人が基準線に立つために訪れますね。
どんなところ?
ロンドンの東の端にあり、昔は船の航海の出発点として重要な場所でした。
歴史&概要は?
グリニッチ天文台は、1675年にチャールズ2世が設立した天文台で、世界の時計の基準となっている場所。1957年に天文台を移転されて旧天文台となっていて、今は博物館として天文台の史跡として残っています。
15世紀後半からの大航海時代に、海の中でどこにいるのかわかる必要性が高くなり、緯度経度の測定が不可欠となり、測定方法などを研究していた。

位置測定で重要なのが時間。
子午線は計測者の位置を通り、北極と南極を結ぶ仮想の線で正午には太陽の位置がこの線上にあることで、この基準である本初子午線があるのがグリニッチ天文台なんです。
どこにあるの?
グリニッチ天文台は、グリニッチパークの丘のてっぺんにあって公園を登っていくと、素敵な景色とともに現れます。
名前:Royal Observatory Greenwich
住所:Blackheath Ave, London SE10 8XJ
URL:https://www.rmg.co.uk/royal-observatory
行き方:🚗ロンドン中心から50分弱
🚊DLR(Cutty Sark駅),Thameslink(Maze mill)から徒歩16分
営業時間&入場料は?
2026年10月現在はこんな感じ。
月曜日〜日曜日:10:00~17:00
※入場は16:15まで
修復プロジェクトが開始される2026年11月2日からしばらく閉館予定
詳しくは〜こちら。
金額はこんな感じ。この値段は、10月中までです。再開時はもっと高くなると思います。
Adult(16歳以上):£24.00
Child(4歳以上、15歳以下):£12.00
4歳未満は無料
※National Art Pass、学生等は割引あり。他のグリニッチの施設とのセット券もあり。
予約方法は?
基本的には、予約しなくても入る事ができます。
天文台内のガイドツアーに参加したい方、夏のホリデーシーズンに行かれる方は入場制限されたりすることもあるので、予定が決まっている場合は予約して行きましょう。
また、コンビネーションチケット等を他の施設で購入した方は、そのまま行けば入る事ができます。
行った感想
ガイドツアーもありますし、SMARTIFYというアプリを利用したオーディオガイドがあります。
残念ながら、日本語はないのですが詳しく説明してくれるのでオーディオガイドを利用しました。
色んな子午線
子午線って一本だと思っている人多いと思います。
なんと〜今までも3本あるんです。
📍Flamsteed’s Meridian Line(1689~1725)
1689年に初代王室天文官のFlamsteedが提唱した線。初めての子午線ですね。
使用していたのはこんな部屋と器具。この部屋の左右の器具を使って星の位置を測定していたようです。一つで使える望遠鏡はなかったんですね。

📍Halley’s Meridian Line(1725~1570)
2代目の王室天文官のHalleyが提唱した線、星の高さを測定して、望遠鏡の十字線で示された子午線を正確に測定して出した。使用したのはこんな望遠鏡。

📍Bradley’s meridian line(1750~1851)
1750年に、3代目王室天文官のBradleyが提唱した線。新たな望遠鏡を用いて精度を高めて、遠くにある星を利用して測定した。使用したのはこんな望遠鏡。

📍Airy’s Meridian Line(1851~1954)
私達が本初子午線と言っている線。Airyによって提唱された線。それまで、各国で様々な子午線を使用していたところを協議して、この子午線をGreenwich Meridian Lineとして、国際規格とした。
測定に使用された望遠鏡がこれ。大き過ぎて全貌が撮れず。。。

線を見ると、少しずつ東にずれていっているのがわかります。これは、実際に行って体験してみてほしいところですね。
📍Prime Meridian Line
これがAiry’s Meridian Lineから伸びる天文台の敷地内にある本初子午線。
訪れる人が一番写真撮りたい場所ですね。

この子午線と、最近スマホやカーナビで使用している子午線が異なっているんです。それは後ほど。
色んな時計
敷地に入るとあるのが、素敵な日時計。なんとイルカが時を教えてくれます。

有名なウェストミンスター宮殿のビックベンの小型もここに。ちゃんと動いているんです。
本物は中を見る事ができませんが、ここは横にある窓からどんな感じで動いているのかを観察してて、ミニチュアな大きさのビックベン(センターベル)も見る事ができます。

海で利用するための動きが変化しないように設計した時計も展示されていました。大航海時代に活躍した時計なんですが、普通に素敵な応接室にあったんじゃ?ってくらい素敵な時計でした。

他にも、駅の時計を合わせておくシステムの説明や、世界の時計を合わせる方法などの展示がいろいろあって興味深かったです。
the Peter Harrison Planetarium
天文台と言えば、プラネタリュームで夜空を見るのが面白いなと思うのですが、グリニッチで入った事がない。。。それも〜〜っずっと修復中なんです。
2028年に完成予定と書かれているので、次回行くのを楽しみに。
この門の奥に見えているAltazimuth Pavilionと、その奥にthe Peter Harrison Planetariumがあるはずなんです。残念ながら、改装で近くにも行けないですね。

天文台からの景色
この丘の上の景色は格別。景色を見にくる人も多くいるくらいなんです。
行ったのは、2026年9月で干ばつがひどかった後ってこともあり、ちょっと公園の芝生が寂しいですが、春の新緑の季節は緑豊かな公園の風景と、前に見えるThe Queen’s Houseや海洋博物館、テムズ川の向こうにはカナリーワーフや左側にはシティの風景も見る事ができます。

スマホの子午線と時計の子午線
ここで、初めに言われたスマホの経度と時差で使われている経度が違う問題。
やっぱりやりたくなりますよねぇ〜なんて。
これは、11月に閉館してもできるので、丘の上でやってみて!
まずは〜天文台の敷地内にある本初子午線の位置で調べてみました。

撮った画像の位置情報はここ、そして〜スマホの位置情報はなんと!


0° 0′ 5″ Wで、少し0度より西にあることを示しているんです!
本当だった〜〜
それでは〜スマホのゼロ地点はどこでしょう。
東へ100mほど行った公園の道の交差点になっている場所でゼロになりました〜



何かモニュメントがあるわけではないのですが、自分で確認できると実感が湧きますね。
これは、展示内でもサイトでも実は説明されていて、スマホやカーナビで使用されている座標系は、地球のわずかに不規則な形状に関する最新データに基づいて構築されていて、本初子午線と僅かな差があるんですって。
これは、衛星子午線(the satellite meridian)や、世界基準子午線(the International Reference Meridian【IRM】)って呼ばわれているんですって。
サイトでも同じように説明がされています。
丘の下にある子午線のモニュメント
子午線で確かめたいが、坂を登るのはちょっと大変ってこともありますよね。
公園の坂の下の池のところにもモニュメントがあるんです。日時計ですね。

また、実は〜住宅街も子午線が続いているんですよ。

道に転線で子午線がわかるようになっています。
こちらのスマホの情報もやっぱり少しだけ西にズレていますね。


住宅街なので静かに住民の方に迷惑にならないように見物することになりますが、このモニュメントから100mほど東に行くとゼロ地点になると思います。
ぜひ〜夏休み&冬休みの自由研究にやてみてください。
全部の子午線が世界標準だったら何度なのかとかも知れると面白いかもしれませんね。
さいごに。
時差が変わっちゃうくらいには違わないのですが、時代と共に色んなことが変わるなぁ〜っていうのが面白いですよね。
天文台は修復作業に入ってしまいますが、すぐに再開されると思いますし、子午線は敷地外にもモニュメントがあるので、天文台で子午線探索を楽しんで、素敵な景色を楽しんで1日を過ごしてもらえたら嬉しいです。



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