【観光情報011】🇬🇧王様たちの冬の保養地、サンドリンガムに行ってきた。

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イギリスの王族がいる場所って、ウィンザー城やバッキンガム宮殿が有名ですよね。

その他にも、日本の葉山御用邸とか、那須御用邸みたいにイギリスの王族も夏に行くところ、冬に行く所があります。

その中でも、冬のクリスマスを過ごす場所がサンドリンガムハウス。

行ったのは一昨年なのですが、ご紹介したいので書きます。

サンドリンガムってどんな所?

チャールズ3世の私邸であるサンドリンガムハウスや、王室のクリスマスの礼拝を行うSt. Mary Magdalene Churchがある場所なので、王のクリスマススピーチを行うことでも有名な場所です。

Wikipediaの説明はこんな感じ。

サンドリンガム・ハウス (Sandringham House)は、イギリスのノーフォーク州サンドリンガムにあるチャールズ3世の別邸。バルモラル城と並んでイギリス国王(女王)の私的財産である。バッキンガム宮殿やウィンザー城とは異なり、王室の所有財産ではない。サンドリンガム・エステート全体の面積は20,000エーカー(81平方キロメートル)。現在も、イギリス王室のクリスマスの休暇地として使用されている。

このハウスは、王様の個人財産であることのエピソードも。

ジョージ5世から一年未満で王位を捨ててしまったエドワード8世(ジョージ5世の長男)に相続されたけど、王室から離脱してしまったので、ジョージ6世(次の王位に就いたジョージ5世の次男)がエドワード8世から個人財産で買い戻したそうです。

去年のクリスマスの王室の投稿にもサンドリンガムハウスが載っています。

サンドリンガムの場所。行き方。

名前:Sandringham House
住所:Sandringham PE35 6EN
URL:https://sandringhamestate.co.uk/
行き方:🚗ロンドンから3時間くらい
    🚊King’s Lynn駅から”SandringhamEstate”行きのバスでVisitor Centre で下車

サンドリンガムには道を挟んでレストランやプレイグランドもある公園ゾーンと、王室のエステートゾーンがあって、公園ゾーンはいつでも行って楽しむ事ができます。

イベントが行われていたりもして、地元の人の憩いの場になっていました。

エステートの入り方。

料金とチケット購入方法

2025年度の金額はこんな感じ。

入場料:Garden&House £25、Garden Only £15(18歳以上)
    ※17歳以下の子供、Sandringham Members&Memberゲスト、RHS、
     Historic House Member、障害者手帳の方は無料または割引があります。

駐車場:Up to 30 minutes – 無料、Up to 2hrs – £5.0、Up to 3hrs – £7.0
    Up to 4hrs – £9.0、All Day – £10.00
Garden Onlyで予約するとAll Day £5で予約出来ます。

※駐車場について。私が行った2023年は、エステートのチケット確認を行う門でレジスターすると駐車場料金が無料になりました。

チケット購入サイト:https://sandringhamestate.co.uk/tickets

ガーデンのみやハウス内見学チケットはもちろん、アフタヌーティーが出来たり、ガイド付きでエステート内を一周できる日があったり、イベントが色々行われていたりするのでチケットサイトで自分にあったのを予約してみてください。

当日、エステートの道向かいにあるショップ等あるエリアでチケットを買うこともできますが、人気なので、時期や時間によって入る事ができない可能性があります。また、Historic Housesメンバーだったり、RHSメンバーだったりすると割引があり、これらのベネフィットを利用するの際には予約出来なかったのですが、今年のサイトを見たら出来るようになっていました。

せっかく行って入れないってことがあると残念ですし、期間限定の公開であることやイベントの時には、チケット売り切れもあり得るので事前購入をオススメします。

ちなみに、私は、Historic Housesパスを利用して行きました。 

入場手順

チケットを持っていたら、そのままショップエリアの向かいにあるエステート入り口へ。写真の黄色の『i』って書いてあるところが入り口です。囲われている範囲はチケットがないと入れません。

門を通ると係員さんがいるのでチケットを見せて下さい。

車で来たことを伝え、門にある端末でレジスタしたら駐車場代が無料になりました。(今もこのシステムかは不明)

もし、長く歩くのはちょっと難しいという方はエステート内を走ってくれる車があります。門やチケット売り場で聞くと乗せてくれます。(利用しなかったので、無料か有料か分からず)

写真のような車で、エステート内も結構広くて20分くらいは入り口からハウスまで歩くので、歩くのが辛い方は活用されるのも良いと思います。

楽しんだ感想。

ガーデン1

まずは林の中を回ります。

10月に行ったのでお花が咲いてなかったのですが、春や夏はたくさんのお花が咲き乱れる場所です。

なんと日本の木も育っていました。日本の楓(Acer japonicum)です。

なぜあるのかは分かりませんでしたが、素敵な繋がりですよね。

サンドリンガムハウス

ガーデンを歩いていくと〜現れるのがハウスです。

グループになって入場していくので、人数が集まるまで少し待ちます。

ハウス内は写真厳禁なので写真はありませんが〜テレビ等で見ていた世界がそのまま目の前にあります。各部屋にお話好きな係員の方達がいて、部屋ごとの説明を詳しくしてもらえて、人によっては王族の方々がいる時のこぼれ話や逸話などを教えてくれちゃいます。

『王のスピーチ』で有名なジョージ6世のスピーチした部屋や、エリザベス女王達がクリスマスのスピーチをする場所、シャーロット王女の洗礼を受けた後の写真撮影した場所などなど、歴史的な事が起きた場所がすぐ目の前に広がっていました。

2023年のクリスマスのインスタグラムの投稿で、少しサンドリンガムハウスの中が出ています。

スタッフの人が〜、女王はここに、フィリップ殿下はここに、ってお好きな場所が決まってたり、素敵なお話を色々聞いて時間が経つのがあっという間でした。

ガーデン2

ハウスの裏側にはガーデンが広がっています。

私が行った時には、エリザベス女王の代からチャールズ3世王に代が変わりしたばっかりで、自然が大好きなチャールズ3世によって改装中でした。今年は綺麗になったガーデンが公開されていると思います。

大きく素敵な池

二つの池を見ることができます。一つは、世界大戦の時に爆弾が落ちて穴になったところに水を入れて池にしたそうです。今では平和に、大きな鯉がたくさんいたり、ベンチがあったり、すごくリラックスできる場所でした。

The Stables

カフェや王室が使用している車などが展示されています。

本当にここで生活しているんだろうなぁ〜っていうのがこの写真。

エリザベス2世、エジンバラ公とチャールズ3世の家族(ダイアナ妃、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子など)が消防車に登ったりして遊んでいる写真なんです。同じ消防車が展示されていて、この写真の後ろに映っているのもThe Stablesの建物だったりして、本当にここにいるんだなぁ〜って思いながら、同じ場所で写真撮ったりしてました。

St Mary 教会

ここは、毎年王族の方々がクリスマスの礼拝に訪れる場所がここ。教会は写真OKですが、あまり公開されていないので写真を載せるのはやめておきます。ただ〜〜小さいながらも壁も天井も装飾がされていて、厳かな雰囲気もあり本当に素敵な空間でした。ここにチャールズ3世座るのかなぁ〜とか色々考えながら見学していました。

シャーロット王女が洗礼した場所としても知られているのですが、実は、故ダイアナ妃も同じ場所で洗礼を受けてて、ウィリアム皇太子は、自分の子供を母親と同じ所で洗礼を受けさせたかったらしいです。

一番有名なのがこの教会に入るための門。毎年、クリスマス礼拝後の王室メンバーが全員揃う場所なんです。結構小さな門でびっくりです。沢山の人がいるのでもうちょっと大きな門なのかなぁ〜とか思ってました。

レストラン&お土産コーナー

エステートを出て、道を挟んだ反対側に公園と駐車場、レストランとお土産屋さんがあります。王室関係のお店で売っているお土産はもちろん、サンドリンガムエステートで作られているジュースやケーキなどが売られていたりします。

ちょっと小ネタ(映画の舞台)

このハウスは、ロケ地ではなく映画の題材の舞台になり、実際に歴史が動いた場所なんです。

このハウスを舞台に作られた映画を二つ紹介します。

英国王のスピーチ(The King’s Speech)

エリザベス2世の父、ジョージ6世の病気のためにスピーチがちゃんと出来なかった事を題材に、ジョージ6世のスピーチの克服を描いた映画ですが、この最後、クリスマススピーチを行ったのがサンドリンガムハウスの入口に近い部屋なんですって。スタッフの人が、ここで行ったんですよ〜って教えてくれました。ただ〜映画でも一つの部屋に入っていくのですが、奥の部屋で行ったみたいで、実際に部屋を見ることは出来ませんでした。

スペンサー ダイアナの決意(Spencer)

スペンサー ダイアナの決意』って映画を知ってますか?

ダイアナ妃がチャールズ3世との離婚を決意したクリスマスの数日を描いた映画なんですが、このクリスマスといえば、そうこのサンドリンガムハウスが舞台なんです。

映画の中でクリスマスにサンドリンガムハウスを抜けて、スペンサー家の自分の家に戻るシーンがあるのですが、これが教会を抜けた隣にある(Park House)なんです。

ちなみに、今回は行かなかったですが、ダイアナ妃の生家はホテルになっているので、泊まることもできるみたいです。いつか、泊まってみたいですね。

さいごに。

ほんと素敵な場所であり、歴史が動く場所。テレビで見る風景がそのまま目の前にあるって凄いことだな思います。ぜひ、一度行ってみて下さい。

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