2018年の末に結婚を機に退職をして帯同した私ですが〜
退職してしまったので何もなく。
パンデミックも有りずっと主婦業しかしてない生活をして、
インスタで投稿するのが暇つぶしと私の勉強時間に。
なんとなく社会に出るのが億劫になってしまったので、
社会復帰の一つとして、現在はボランティアをしてます。
ボランティアって何してる?
イギリスには色々なボランティアがあるのです。
・チャリティーショップの店員
セカンドハンドの物を寄付してもらって売って資金を稼ぎ、支援団体の運営資金にする。
・公営の公園などのガーデン整備スタッフ
・幼稚園等のお手伝い要員
・フードボランティア(フードバンク、フードデリバリー)
・イベントスタッフ
などなど。
チャリティーって一般的にお金や自分のものを寄付する支援が有名ですが、
これらは自分の時間を寄付するという形で支援するというものなんです。
私が選んだのは?
その中で私はフードボランティアをしています。
これには、買い物を行きたいけど行けない人の代わりにショッピングリストをもとに
商品をスーパーで買ってお届けするボランティアと、
色んなところで寄付してくれているフードを必要な人に配るボランティアがあります。
私は、前者をフードデリバリー、後者をフードバンクと言っています。
どうせやるなら、あんまり経験したことないような場所に行こうと思って、
イギリスの本当の暮らしを勉強できるかなとフードバンクに参加しました。
本業は主婦なので、フードバンクに集まった品々で
食材の勉強もできたらなぁ〜って淡い期待も持ちつつ。
参加しているフードバンクとは?
フードバンクにも色々あって、ホームレスの方への支援とか、
日本の子供食堂みたいに低所得者の子供を持つ家庭の支援とか、
限定している支援団体も多々あります。
私が参加しているフードバンクは実は支援団体の中の一つの部門。
団体の本体の使命は、生活の経済的問題の解決を支援なんです。
相談に来る人はこんな人達
- 失業中の人(リストラ、病気・怪我の一次解雇など)
- 低所得で困窮している人
- 家庭内の問題で生活費がない人(配偶者の死別、別居、病気・怪我)
などなど
団体の担当者が支援を求める人に相談を聞いて、
自分で解決できるが一時的に困窮している場合は食糧の支援のみ、
それでは解決しない場合は
・適切な政府支援や経済的な融資
・他の支援団体やハローワーク等の紹介
・英語が出来ず低所得の仕事しか出来ない人には無料でも行ける英語学校や集まりへの紹介したり・・・
などなど。
個人の様々な問題に対してできる限りの支援を提供しているのです。
今あるお金を何に使うかで今後が変わる。
生活に最低限必要なのは、食料・洗剤・家賃・光熱費。
家賃・光熱費に優先度を持たないと、住むところを失ってしまう。
住む所がないと職にも付けないし、今後がもっと大変になる。
そうなると食料・洗剤は?ってなりますよね。
そこをフードバンクが支援をして助けています。
フードバンクと言ってますが、体を洗う石鹸とかも配っています。
つまり、この経済的な問題が解決して、生活が安定するまでの経済的支援の一貫として生活ができるように食糧を渡しているわけです😊
フードバンクにはどんな人が貰いに来るの?
私が参加している団体は、フードバンクへのアクセスでバウチャーを発行しています。
市町村とも連携しているので、団体からのバウチャー発行者の他に、
- ハローワークで食糧支援が必要と判断された人
- 学校が休みの期間は、学校給食支援されている家庭
などなど。
色んな形でバウチャーを発行された人達がきます。
どんなこと何してるの?
イギリスのスーパーにはフード寄付コーナーがあることが多いんです。
一般の人がスーパーで買ったものを寄付してくれます。
教会、企業、お店も寄付してくれることが多いです。
スーパーが個人の寄付と共に、自分達の商品を渡してくれます。
一旦倉庫に行った寄付されたフード達が、
週に一度、貰いに来る人の予想数で分配されて会場に届き、
私は、そんな寄付されたフード達を会場にて必要な方々へ渡す係をしています。
どんな人がボランティアしてるの?
ボランティアの人々も経歴や状況は様々。
私のような専業主婦や仕事引退して特定の仕事がない方も居ますが、
就職や受験のための経験として参加する学生の方、
これは驚いたのですが、
普通に会社で仕事している方も仕事の合間や休日に参加とかもあったり。
僕の仕事はレストランで夜だから〜とかでお昼に参加したり。
警察官がたまに来てくれるので巡回してるのかと思いきや、
普通にボランティアとして参加していたり。
パンデミックで会社が在宅勤務になって、
少し自由に勤務時間を調整できる様になったから、
今後のキャリアの為にもチャリティ参加してるって方がいて、
もう尊敬でしかない😯
自分の時間をどう使うかについて凄く考えさせられて、
イギリスのチャリティへの参加意識の高さを感じています。
日本に帰ってもこういう精神は役立てたいな。
さいごに。
イギリスに住んではいても家族は日本だし、旦那さんの仕事は日本企業だし、
イギリス住んでるだけで何も知らなかったなと痛感。
フードバンクに参加して実際のイギリスの生活を色々見て、
イギリスの困窮者の現実とチャリティ文化の良さを勉強して良い経験になっています。
これから、ちょくちょくフードバンクで勉強したイギリスの事とかも載せていけたらなと思います。
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